2017年11月6日(月)14時~16時、平成29年度「統合化地域防災実践支援Webサービス」(通称:地域防災Web)を使っていただいてのご意見・ご感想等を大阪市福島区上福島コミュニティセンターで上福島地域の防災リーダーの方々に伺いました。
福島区は比較的災害が起きていない地域であるが、客観的にみると、災害の危険性は相当あることがよくわかる。地域防災Webは何に対して備えればよいかの優先度が分かり易い。
住民の防災が戸建て前提でマンションの意識が少ないのではと思っている。「自分の地域は、旧来からの戸建て世帯が30程度であとは殆どマンションである。地震、崖崩れ、洪水の映像は戸建ての被害ばかりで、住宅ばかりでマンションの住人はいまいち実感がわかないとも感じている。事実マンション内のアンケートを取ったんだけど、地震が起きたときの対応を検討してないという回答が多いようだ」。しかし、都市型だとマンション抜きで防災は絶対考えられないと思う。
また、コンテンツについての要望として、地域での実践事例はよいが、是非、文章にできないようなノウハウや、実施時の苦労や工夫が充実したコンテンツを増やしてしいというご意見をいただいた。地域で欲しいのは、具体的に何をどうして、どのような苦労をどう解決したかといった泥臭い情報である。
福島区は、梅田に隣接するという土地柄もあり、再開発や建築ラッシュでタワーマンションや高層マンションも増えている。そういった住居には若い世代が住み自治会に加入するという意識も低い。
都市部については、戸建てよりマンションの方が多いくらいなので、マンションを中心に考えていった方がいいのではないか?リスクがなさそうで、実は高層マンションなどで大きな地震でライフラインに被害がでると「暮らしを継続できないリスク」があるので、そういった側面も喚起して共助を考えていく必要があるのだろう。
いただいたご意見は、可能な限りWebサービスに反映させ、より使いやすいサービス、よりよい地域防災対策に活かしていきたいと考えています。