2017年12月19日(火)13時30分~15時、平成29年度「統合化地域防災実践支援Webサービス」(通称:地域防災Web)を使っていただいてのご意見・ご感想等を長野市役所で伺いました。
地域防災Webの「あなたの地域を知ろう」を自治体職員目線で見ると、地域防災計画作成時にアセスメントを実施をしたり、また県の土砂災害指定の完了に伴ってハザードマップの作成を行うなどの経験などをふまえてコメントすると、あなたの地域を知ろう機能で提示される特性はそれらと比較しても違和感がなく良いと感じた。また、市民目線で見るならば、自治体が提供するハザードマップのような詳細さはないが、まとめてみられるので「ざっくり」自らの自治体を把握するには有効だと感じたなどのご意見をいただきました。
また、システムが軽く、ページが重くなく、閲覧しやすいのがとてもよい。これは、GISを用いたり、PDFで地図情報を提供するような場合、データが重く、閲覧するのに時間がかかりいやになることが多いが、地域防災Webシステムはページの切り替えも、他の自治体の情報への切り替えもすべてがスムーズで大変良かった。
さらに、ランキングで自治体を並べるのはよくあったが、類似の市区町村という観点で防災を比較してきたことがなくて、本当に驚きだった。横並びで閲覧できるというのはよいし、類似自治体の実施事例までがついているのは大変よい。類似の自治体での事例提示がなされると、1、規模が違いすぎると楽に諦められる。2、予算規模としてどの程度か目安がつきやすい。3、逆にできないと思っていたものができるのでは?という意識にたどり着く可能性もあることなどのご意見もいただきました。
是非欲しい指標としては、活断層帯の情報、県河川レベルの洪水の情報、可能であれば欲しい情報として、善光寺という観光名所を抱えるので観光人口などがあると観光客を対象とした避難計画などに活かせると思う。
また、施策には想定される効果が必要で、費用対効果的なものがあるとよい。ただし、すべてが大成果である必要はなく「効果が薄い」でもよいし、そういう現実的な情報のほうが重要ではないかと感じているので、「私の自治体の特性では効果が薄かったけど、〇〇の条件にあう自治体ならかなり成果が見込めると思う」的な情報があるとよいのではないか等のご意見をいただきました。
最後に、事例登録については、何かを登録してほしいということであれば、長野市独自の取り組みをぜひ掲載したい。たとえば、保育士を育成する短大の学生さんに防災絵本を書いてもらい、幼児教育から防災をやる取り組みを実施していたので、その成果を公開することができる。実施内容、費用、防災カリキュラム情報などを公開できるとのことでした。
いただいたご意見は、可能な限りWebサービスに反映させ、より使いやすいサービスにしていきたいと考えています。